生の果物を食べると心臓病や脳卒中のリスクが30-40%程低い!?

The New England Journal of Medicineという主要医学誌、2016年4月7日号より。 生の果物を毎日食べるヒトは心血管障害発症・死亡リスクが30-40%程低い!という報告です。
果物や野菜には様々な栄養成分が含まれ、これらが相互に作用し合いながら健康効果をもたらすといわれています。サプリメントを摂るよりも、様々な果物を楽しんで食べることが健康への近道かもしれません♪
【試験概要】 研究デザイン:前向き研究 対象者:中国在住の30-79歳で、心血管障害の既往や降圧剤治療のない451,665名 期間:320万人年の追跡
【試験結果】生の果物を毎日食べる群では、全く/殆ど食べない群と比較して・・・
収縮期血圧が4.00mmHg程度低かった
血糖値が9.0mg/dL程度低かった
心血管障害死亡リスクが40%低かった(HR 0.60)
冠動脈疾患発症リスクが34%、脳梗塞発症リスクが25%、脳出血発症リスクが36%低かった(それぞれHR 0.66、0.75、0.64)
【論文リンク】
Fresh Fruit Consumption and Major Cardiovascular Disease in China