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1日5分の英語論文:座っている時間と加齢の関係③

プロが ①タイトルの解説、②重要単語の解説、③日本語でざっくりまとめ

の順で英語論文を紹介しています。

今日は③日本語でざっくりまとめ:

英語論文を読むうえで最初のステップは

ざっくりと理解できるようになることです。

毎日何万件というような研究が発表されている中で、自分の得たい情報が含まれているか否かを判断するスキルが必要だからです。

抄録は基本的に無料で提供されていますが、全文は有料という論文も多いです。

お金も時間も有効に使うためには、抄録を読んで内容をざっくり理解することが重要なの

です。

データの解析法など詳細はしっかり理解できなくても良いので、下記のような情報をざっくり掴みましょう。

  • 目的:何を調べた研究なのか

  • 試験デザイン:どのような研究方法で、どんな人を何人対象として、どの位の期間調べたのか

  • 結果:効果があるといえるのか。安全性はどうなのか

  • 結論:この研究から何が言えるのか

取り上げている論文はこちら:

Associations of Accelerometer-Measured and Self-Reported Sedentary Time With Leukocyte Telomere Length in Older Women.

(2017年1月17日Am J Epidemiol誌より)

以前の投稿で、「高齢女性において座っていて運動しない時間の長い/短いが加齢にどう影響するか」というような内容だということがタイトルから分かると書きました。

抄録を読んでみると、もう少し詳細が分かります。

  • 目的:座っていて運動しない時間と加齢の関係を調べる。

  • 試験デザイン:

  • 横断研究

  • 座っていて運動しない時間については加速度計を使用する客観的方法と自己申告の主観的方法を採用

  • 加齢については白血球のテロメアの長さを計測

  • 対象はアフリカ系アメリカ人の高齢女性1,481名。平均年齢は79.2歳

  • 結果:

  • 自己申告のデータでは、座っていて運動しない時間は加齢と関係なし。

  • 加速度計のデータでは、座っていて運動しない時間が長いヒトほどテロメアの長さが短かった(ただし身体活動量が中央値以下のヒトのみ)

  • 結論:あまりアクティブでない高齢女性において、座っている時間が長い人ほど加齢が進行していた。

※本ブログは最新の英語論文の紹介、英語論文を読むスキル育成のサポートを目的としており、論文の内容自体について著者の賛否は示しておりません。

健康・ヘルスケアの分野はまだ発展途上です。例えば●●が減量に有効だとある研究で示されていたとしても、別の研究では何の効果もないと示されていることは非常に多いです。一つの研究結果だけで判断するのではなく、複数の研究を読み総合的な判断をしてください。

#身体活動 #加齢

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