1日5分の英語論文:豆類がダイエットに効果的?①
プロが ①タイトルの解説、②重要単語の解説、③日本語でざっくりまとめ
の順で英語論文を紹介しています。
今日は①タイトルの解説:
論文の書き方を教わる授業では、研究目的と結果が概ね分かるようなタイトルをつけるよう教えられます。
つまり、タイトルを読むだけでその論文の大まかな内容が理解できてしまうんです!
(2017年1月20日 Food & Nutrition Research誌オンラインより)

Meals = 食事
based on = ~を中心とした
vegetable protein = 植物性たんぱく質
beans and peas = 豆類
satiating = 満腹効果がある
animal protein sources = 動物たんぱく源
veal and pork = 子牛と豚
randomized cross-over meal test study = 無作為化クロスオーバー食事試験
⇒ つまり、
「無作為化クロスオーバー食事試験というデザインの研究より、
植物性たんぱく質(豆類など)を中心とした食事は、
動物性たんぱく源(子牛や豚)を中心とした食事より満腹効果がある」
「無作為化クロスオーバー食事試験」というのは
研究デザインに関することなので次回説明します。
でも要は、「たんぱく質を摂る時に動物性ではなく、
植物性のものを摂るようにすると満腹感が得やすい」
というような報告だったんだなということが分かります。
※本ブログは最新の英語論文の紹介、英語論文を読むスキル育成のサポートを目的としており、論文の内容自体について著者の賛否は示しておりません。
健康・ヘルスケアの分野はまだ発展途上です。例えば●●が減量に有効だとある研究で示されていたとしても、別の研究では何の効果もないと示されていることは非常に多いです。一つの研究結果だけで判断するのではなく、複数の研究を読み総合的な判断をしてください。